旅行会社専用の飲食店予約サイト「団タメ!」を運営する株式会社ボーダレスシティ様に、弊社のAIチャットボット「Tebot(ティボット)」を導入された経緯や決め手、導入後の効果についてお話を伺いました。 同社が抱えていた「電話対応削減」と「業務効率化」という課題に対し、Tebotをどのように活用し、どのような成果を得られたのかをご紹介します。
株式会社ボーダレスシティ様について

企業情報
社名:株式会社ボーダレスシティ(BorderlessCity Inc.)
設立:2011年10月7日
事業内容
・「団タメ!」(旅行会社専用飲食店予約サイト)の運営
・「Tour Meal Tokyo」 (海外旅行会社向け飲食店予約サービス)
・「団タメ!ワールドリサーチ」(インバウンドツアー客を活用したマーケティング・サンプリング調査)
・団体旅行のランチ・ディナー等のコーディネート
・各種宴会・謝恩会・イベント・パーティー等の飲食店の手配 など
株式会社ボーダレスシティ様(以下、ボーダレスシティ様)は、旅行と飲食をつなぐ独自のサービスを展開する企業です。国内・海外旅行会社向けの飲食店予約サイトや、訪日客を活用したマーケティング調査、団体旅行の各種手配など、幅広いサービスをご提供されています。
今回は、ボーダレスシティ様の主力製品でもある「団タメ!」のサポート業務に対し、チャットボット「Tebot」を導入してどのような効果が得られたのか、ご担当者様にお話を伺いました。
Tebot導入前の課題について

導入前はどのような課題を抱えていましたか?
「団タメ!」に関するお問い合わせは、これまで電話が中心でした。
旅行会社様からのご相談は細かい条件を確認するやりとりが多く、必然的に電話での対応が主流になっていました。問い合わせ対応はサポート部署複数名にて担っており、架電数が多いため負担が大きく、電話以外のツールでのサポート体制を整えたいと考えておりました。
Tebot導入の経緯について
導入検討から本番導入までの流れを教えてください
導入を検討し始めたのは1年前です。チャットボットを導入すれば受電対応が減り、業務効率化を図れるのではないかと考えていました。
いくつかの候補サービスを比較検討したうえで、運用体制やコストを見極める時間を設け、最終的に2025年5月末にTebotを正式導入しました。本番環境への移行はスムーズに行うことができました。
Tebotを選んだ決め手は何でしたか?
当初は5〜10社ほど比較しました。選定条件として大きかったのは「月額1万円前後で導入できること」です。そのなかでTebotを選んだのは、シナリオを直感的に作れると感じたことと、シナリオの土台を無償で代行登録してもらえたことが大きな理由です。準備の工数を削減できる点は、少人数体制にとって非常に助かりました。
また、トライアルで構築した内容をそのまま有料プランに移行できた点も魅力でした。打ち合わせから公開までの流れがスムーズで、導入時の不安も少なかったです。結果として、トライアルを実施したのはTebotだけになりました。

Tebot導入後の効果について
導入後、どのような成果が得られましたか?
導入から約4か月で、電話対応件数は体感で3分の1ほどに減りました。正確な数値を計測しているわけではありませんが、以前よりも電話に追われる時間が明らかに減り、業務全体を効率的に進められるようになったと感じています。
チャットボットには基本的な質問が集まりやすく、繰り返し電話で受けていた問い合わせを自動化できるようになりました。その結果、担当者はより付加価値の高い業務に時間を割けるようになっています。
運用体制にはどのような変化がありましたか?
現在は有人チャットを主に、問合せ対応をしています。電話対応を完全にゼロにする事は難しいですが、入電時にチャットボットをご紹介するなど、少しずづ有人チャットへと誘導いたしております。
チャットボットで定型的な質問を解決しつつ、有人チャットを組み合わせることで、より柔軟で効率的な対応が可能になりました。また電話が減ったことで、お客様に合わせた対応方法を選べる体制が整ったのも大きな変化です。
Tebotの運用について
日々のメンテナンスにはどのくらいの工数がかかっていますか?
普段はほとんど手をかけていません。大きなシステムのリニューアルがあるときに、半年に一度くらいシナリオを書き換える程度ですね。定型的な質問が多いので、それほど細かい調整をしなくても安定して動いてくれています。
Tebotに対する満足度はいかがですか?
サービスには満足しています。導入してから大きなトラブルもなく、電話が減ったことでだいぶ負担が軽くなったと感じています。
今回のインタビューで新たに教えて頂いた機能もありますし、もっとTebotを使いこなしつつつ改善を重ねながら、問い合わせ削減だけでなく、さらに便利に活用していきたいです。また、有人チャットとの併用を続けながら、利用者層に合わせた対応を強化し、自己解決率を少しずつ高めていくことを目指しています。

今後、どのようにTebotを活用していきたいですか?
今後は、さらにチャットボットを使いこなし、改善を積み重ねていきたいと考えています。
有人チャットとの併用を続けながら、利用者層に合わせた対応を強化し、自己解決率を少しずつ高めていくことを目指しています。
Tebotを検討している方へ
Tebotはどのような企業に向いていると思いますか?
決まった問い合わせが多い企業には特におすすめです。すでに「よくある質問」が明確になっているサービスや製品であれば、シナリオ型のチャットボットは大きな力を発揮します。費用面も手頃なので、少人数で顧客対応をしている企業にも導入しやすいと思います。
Tebot導入を検討している企業へメッセージをお願いします
電話やメールの対応に追われている企業にとって、チャットボットは業務負担を軽減する有効な手段です。特に問い合わせ内容が定型化されている場合には、導入効果を早く実感できるはずです。少人数で複数チャネルを管理している企業には大きな助けになると思います。
株式会社ボーダレスシティ様の事例は、「電話対応を減らしたい」という課題を、低コストかつ使いやすいチャットボットで解決した好例です。導入からわずか数か月で電話対応を約3分の1に削減し、効率的な顧客対応を実現されました。今後も改善を重ねることで、さらなる効果拡大が期待されています。
株式会社ボーダレスシティ様、インタビューのお時間を頂きありがとうございました!
