デジタル技術を活用したマルチ型提案広告代理店である株式会社弘文様。
今回AIチャットボット「Tebot」を顧客に提案するにあたり、業務効率化支援の取り組みや、顧客が抱える課題、今後のAI活用の展望について堀様にお話を伺いました。
企業情報
・社名:株式会社弘文
・創業:2008年
・事業内容:デジタルメディア事業 · 広告・印刷事業 · イベント・SP事業
東海地区を中心に、広告・印刷をはじめ、ITツールやデジタルメディアを活用した企業支援を行う株式会社弘文様。(以下、弘文様)
アナログとデジタルの両面から企業の課題を解決するトータルサポートを提供されています。
ITツールは提案だけでなく導入から定着まで一貫して伴走するサポート体制を強みに、多くの企業のDX推進を支えています。
今回は、弘文様が代理店としてAIチャットボットをどのように活用・提案しているのか、その背景と今後の展望を堀様に伺いました。
導入の背景について

Tebotを取り扱うようになったきっかけを教えてください。
Tebotを知ったのは2023年の6月頃です。ちょうどChatGPTが話題になり始めた時期で、AIの進化を業務効率化にどう活かせるかを考えていました。
当社では、営業メンバーを中心に日頃からさまざまなITツールもリサーチしており、「お客様に提案できそうな良いものがないか」を常に探しています。その中で出会ったのがTebotでした。
もともと広告やデジタル施策の支援を通じてお客様の業務に関わってきたこともあり、チャットボットのように“問い合わせ対応や情報整理を自動化できる仕組み”には大きな可能性を感じました。
代理店としての役割と特徴
貴社の事業では、どのような支援を行っているのでしょうか?
当社はペーパー・デジタルメディア事業からイベント・セールスプロモーション事業まで幅広く手がけています。それらの事業の一環として、DX化が進んでいない企業や、IT人材が不足している企業を中心に、ITツールの選定や導入支援も行っています。
ただ、単にツールを販売するのではなく、「導入したあと現場が使いこなせるか」という部分までを重視しています。導入後には既存システムとの連携トラブルや運用の不安も出てきますので、そういった課題にもフォローを欠かしません。
複数のツールを並行してサポートすることで、システム間の連携や運用上の課題を早い段階で把握できるのが強みだと思っています。

顧客が抱える課題について
お客様の企業では、どのような課題が多いと感じますか?
中小企業では、社員同士の距離が近く、わからないことがあってもその場で聞いて解決できる環境がある場合が多いです。一人が複数の業務を兼任していることもあり、柔軟に対応しながら進められるのが特徴ですね。
一方で、大企業になるほど組織が細分化され、サポート環境が不足しがちです。
リモートワークの増加もあって、すぐ隣に聞ける人がいない。担当者が不在のときにソフトの使い方や業務の進め方がわからず、作業が止まってしまう…といったケースもよくあります。
こうした背景から、規模を問わず「自分で素早く解決できる仕組み」を求める声が増えており、チャットボットのようにすぐ答えを得られるツールのニーズも高まっていると感じます。
Tebotの選定理由と活用後の評価
数あるチャットボットの中で、Tebotを選ばれた理由を教えてください。
やはり「コストバランス」と「導入のしやすさ」です。
代理店としてお客様に提案するうえでも、Tebotは価格面で手が届きやすく、初期費用もなく手軽に試せる点も魅力でした。
また、管理画面がシンプルで操作が直感的でした。導入から運用までの流れがスムーズだったのも決め手です。
導入ハードルが低いので、お客様側でも気軽に試しやすいのが良いですね。
実際に活用して感じた使いやすさや、今後さらに期待する点を教えてください。
Tebotは、導入後の運用がとてもシンプルで、提案しやすいツールだと感じています。
特に中小企業では、担当者が他の業務と兼任していることも多いため、日々のメンテナンスに時間をかけられないケースが少なくありません。
その点、Tebotは手間をかけずに安定運用できるのが大きな強みです。
今後期待する点としては、お客様から「シナリオ(※)をもう少しまとめて編集できると助かる」といった声もありました。
利用者の多くは世代的にExcelなどの操作に慣れていますので、それらで一括管理もできるようになると、さらに現場で扱いやすくなると思います。
すでに高い操作性を備えてはいますが、こうした改善が進めば、より幅広い現場で活用が広がると思います。
チャットボット以外の取り組みについて
チャットボット以外にも、DX支援の取り組みをされているそうですね。
はい。最近ではKintoneのようなグループウェアを活用した業務効率化提案にも力を入れています。
Kintoneは、業務全体の仕組みを見直して効率化できる点が大きな魅力です。
ただその一方で、既存のシステムと機能が重なってしまったり、他部署との連携が必要になったりする場合も多く、導入からしっかり活用できるようになるまでには少し時間がかかることがあります。
その点、Tebotのようなチャットボットは、より手軽に導入できるのが良いですね。
問い合わせ対応やマニュアル確認など、現場の小さな疑問をすぐに解決できる仕組みとして、無理なくAI活用を始められるツールだと感じています。

いずれにしても、どんなツールも“使われてこそ価値がある”という点は共通しています。
私たちは導入して終わりではなく、ツールが現場に根付き、しっかり活用されるところまでフォローすることを大切にしています。
今後のTebot活用とDX支援への展望
今後、Tebotをどのように提案・活用していきたいとお考えですか?
デジタル化が進んでいない企業ほど、Tebotのようなツールは導入しやすいと思っています。
FAQや社内問い合わせの対応を自動化することで、現場の負担を減らし、問い合わせ対応に割かれる時間を削減できる。
そうした小さな効率化の積み重ねが、企業全体の生産性向上につながります。
今後も、お客様の課題に合わせて柔軟に提案していきたいですね。
DX支援やAI活用を進めるうえで、重要だと感じるポイントは?
やはり「使い方を定着させること」だと思います。
どんなに良いツールを導入しても、社員が自信を持って使えなければ意味がありません。
だからこそ、導入後の教育やサポートが重要と考えます。
今後は、AIツールを活用するための研修やワークショップも検討しています。お客様が安心してDXを進められる環境を整えていきたいですね。
株式会社弘文様にとって、Tebotは顧客の業務効率化を支援するだけでなく、企業のDX推進を現場から後押しする存在となっています。
広告やデジタルメディアで培った提案力を活かし、ツールの導入だけでなく「どう活用・定着させるか」までを見据えた支援を続けておられます。
堀様、ありがとうございました!

AIチャットボット「Tebot(ティボット)」
アノテテのAI受託開発について

株式会社アノテテではAIチャットボット「Tebot」の提供に加え、さまざまな業務課題に対応するAIソリューションの開発も行っております。
企業様が抱えている課題に対し、AIによる解決が可能か検討されたい場合や、新たなAIシステムの導入に際してまずは効果検証を行いたい場合など、ぜひお気軽にご相談ください。
