【2024年調査】無料ですぐ試せるチャットボット・AIチャットボット一覧

活用ヒント
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AIシステム開発会社のアノテテです。
サービスのひとつとして、AIチャットボット「Tebot」を提供しています。

チャットボットを試してみたいものの、サイトに費用がはっきりと載っていなかったり、無料トライアルがあるかどうか分からない等の理由で問い合わせをためらったことはありませんか?

本記事では、社内向け・社外向け・社内外向けの3つのカテゴリに分け、無料トライアルが可能なサービスをそれぞれ紹介致します。
ベンダーに直接問い合わせる前にまず無料プランがあるかどうか確認したい方はぜひご参考ください。

この記事で解決できること:
・チャットボット業界における無料版・無料トライアルの提供状況
・サービスサイトへの無料トライアル日数・料金掲載の実態
・無料トライアルを行っている最新のチャットボット取り扱い企業

1. チャットボットとは?どんな種類がある?

チャットボットとは、「チャット(会話)」と「ボット(ロボット)」を組み合わせた言葉で、自動で会話をするプログラムのことです。チャットボットの種類には大きく分けて「シナリオ型」と「AI型」の2種類があり、その両方の機能をもつチャットボットは「複合型」または「ハイブリッド型」と呼ばれています。

シナリオ型チャットボット

「シナリオ型」は、あらかじめ設定したシナリオに沿ってユーザーとチャットボットの会話が進んでいく、いわゆるフローチャート形式のチャットボットです。ルールに基づいて会話が進んでいくため、「ルールベース型」「選択肢型」と呼ばれることもあります。

利用者は、提示された選択肢を選んでいくことで知りたい情報を得ます。多く寄せられる質問で回答が決まっているものには、シナリオ型チャットボットを利用すると効率よく対応できます。

AI型チャットボット

「AI型」はその名の通りAI(人工知能)搭載したチャットボットです。利用者がフリーワードで入力した質問に対し、自然な会話形式で答えを返すことができるため、シナリオ型よりも柔軟な対応が可能です。

チャットボットに搭載されるAIには大きく分けて認識系(従来型)と生成系の2種類があり、AIの使われ方がそれぞれ大きく異なります。

1.認識系(従来型)AI

認識系AIは、言葉の意味を理解し、質問に対して最も適切だと思われる回答を探し出して提示します。利用者が入力した質問と、あらかじめ登録されたQ&A(質問と回答)との意味のマッチング作業にAIが使用されているのです。このタイプは従来型チャットボットと呼ばれることもあります。

認識系AIチャットボットは、その場で文章を作る生成系AIと異なり回答文が一律であることはメリットですが、Q&Aのデータを作成・登録を要するため導入時に手間が掛かる場合があります。

※ChatGPTなど生成系AIとの連携でQ&A原稿の自動生成機能を備えたチャットボットも登場し、導入準備の工数軽減を図るサービスも一部存在します。

2.生成系AI

生成系AIは、利用者がフリーワードで入力した質問に対して、リアルタイムで自然な文章を生成し回答します。このタイプは比較的新しく「生成系AIチャットボット」と呼ばれることもあり、いわゆるChatGPTやGeminiと同じカテゴリとなります。

従来型チャットボットと異なり、事前にQAデータを作成する手間がないのがメリットである一方、同じ質問に対しても都度回答内容が若干異なるため、正確性に欠ける場合もあります。

※チャットボットにあらかじめ回答作成のベースとなる正確な情報を登録しておくことで、回答の正確性を向上させることも可能です。

複合型チャットボット

シナリオ型、AI型の両方の機能を持つチャットボットは、「複合型」や「ハイブリッド型」と呼ばれます。複合型のチャットボットは、定型の質問に対してはあらかじめ設定された「シナリオ」をもとに回答し、シナリオに沿っていない質問に対しては、AI(※)がもっとも適切だと判断した回答を表示します。

※生成系AIが搭載されているかどうかは、サービスによって異なります。

2. 無料のチャットボットはあるのか

チャットボットの中には、「完全無料版」を提供しているサービスと、期間限定で「無料トライアル」期間を設けているサービスの2つがあります。

1.完全無料版

現在公開されている企業向けのチャットボットの中には、完全に無料で利用できるものもありますがごく一部です。また、利用できる機能が限定的であるため、本格的にチャットボットを活用したい場合は有料版への移行が必要です。

有料版チャットボットと比較すると、一般的に無料版のサービスでは以下のような制限があります。

  1. 利用可能なボット数が1つのみ
  2. 会話の回数に制限がある
  3. デザインのカスタマイズが限定的
  4. サーバーの容量が少ない
  5. 機能拡張が使えない
  6. 外部連携ができない
  7. サポートを利用できない

無料版チャットボットを提供しているサービス:
・anybot:https://anybot.me/
・Lightblue Chat:https://www.lightblue-tech.com/lightbluechat/

2.無料トライアル

正式な導入前に無料トライアルの期間を設けているサービスは多く存在します。但し、公式サイトではトライアル期間や料金プランなどの情報が記載されておらず、詳細を得るには問い合わせが必要なケースが多々あります

次章から、社内向け・社外向け・社内外向けの3つのカテゴリに分け、無料トライアルを行っていることが確認できたサービスをそれぞれ紹介致します。

※2024年5月時点の情報です。公式サイトで確認できた情報を記載しています。より詳しい内容は直接お問い合わせください。

3. 無料で試せるチャットボット「社内向け」3社

社内向けのチャットボットは、企業の総務部や人事部などの管理部門で従業員からの問い合わせに用いられます。無料で試せるサービスを3つ挙げてみました。

Wistalk

WisTalk(ウィズトーク)は、パナソニックソリューションテクノロジー株式会社が提供するチャットボットサービスです。

パナソニック独自開発のAI(機械学習、自然言語処理)で、特に総務・人事・ITに関連する用語の揺らぎに強く、社内問い合わせに対して回答精度が高いのがポイントです。

シナリオ型、従来型(認識系)の機能が搭載されている他、「生成AI自動回答機能」「Q&Aテンプレートの提供」「ChatGPT API呼び出し機能」といった機能もあり、チャットボット導入時にかかるQ&Aの準備と、導入後のメンテナンスの工数軽減が可能です。

Wistalkhttps://www.panasonic.com/jp/business/its/wistalk.html
無料トライアル:無料デモ、無料トライアルが可能(期間は要問合せ)
料金プラン:要問合わせ

ChatMee Pro

ChatMee Pro(チャットミー プロ)は、株式会社AVILENが提供するサービスです。

生成AI「ChatGPT」を搭載した生成AI型チャットボットで、アップロードした社内のマニュアルやドキュメントをもとに、瞬時に回答を抽出、生成します。

ChatGPTを安全にビジネス活用するための情報セキュリティとデータの秘匿性を強みにしています。

月額料金は「固定費+アクティブユーザー数×利用料」で決まります。無料トライアルもありますが、トライアルの期間、具体的な金額など詳細については問い合わせが必要です。

ChatMee Prohttps://avilen.co.jp/dev/saas/chatmee/
無料トライアル:可能(期間は要問合せ)
料金プラン:要問合せ

Lightblue Chat

Lightblue Chatは、生成AI「ChatGPT」をビジネス特化型にしたチャットボットサービスです。株式会社Lightblueが提供しています。

OpenAI社のChatGPT機能をそのまま活用しつつ、入力した情報はChatGPTの学習には利用されないように設計されています。入力データの漏洩リスクを心配することなく、ChatGPTを手軽に利用できます。

無償プランがあり、利用期間の限定なく完全無料で基本機能を試すことができます。

無償プランでは利用できる機能に制限があり、GPT-4の利用、管理者権限の設定、企業内でのデータ共有についてはプレミアムプラン(有料)の契約が必要です。

LightBlue Chathttps://www.lightblue-tech.com/lightbluechat/
無料トライアル:デモ可能
料金プラン:1ユーザーにつき980円(税抜、プレミアムプラン)

4. 無料で試せるチャットボット「社外向け」3社

顧客対応、Web接客に特化した社外向けチャットボットサービスも多くリリースされています。以下に、無料で試せる社外向けサービスを3つ紹介します。

SELF BOT built with ChatGPT[顧客対応]

SELF BOT built with ChatGPTは、SELF株式会社が提供するChatGPT連携の生成AI型チャットボットです。

社内ドキュメントやウェブサイトの情報を学習し、顧客からの質問に対して、生成AI機能で自動生成した回答を返します。シナリオ構築、Q&Aデータの作成が不要なので、導入時の工数が軽減されます。

学習データには、URL、CSV、PDF、ワード、テキストなどのドキュメント形式が利用可能です。また、チャットボットに学習させたデータは管理画面で簡単に確認、更新できます。

無料トライアルで基本機能を試すことができますが、本格的な検証をするには有料トライアルの申し込みが必要です。

SELF BOT built with ChatGPT[顧客対応]https://self.systems/selfbot/
無料トライアル:可能(機能制限あり、期間は要問合せ)
料金プラン:導入費35万円~、運用費20万円(月額)~

※SELF BOT built with ChatGPTには、社内向けチャットボットのサービスもあります。

MediaTalk

メディアリンク株式会社が提供するMediaTalk(メディアトーク)は、カスタマーサポート向けのシナリオ型チャットボットです。
分かりやすいデザインを意識して、マニュアルを見なくても直感的に操作ができるシンプルな管理画面を強みにしています。

サイトの設置数に制限はなく、分かりやすい定額料金なのが安心です。また、専任の担当者によるサポートがあります。

Media Talkhttps://www.medialink-ml.co.jp/products/mediatalk/
無料トライアル:可能(14日間)
料金プラン:導入費150,000円、運用費10,400円(月額)~

sinclo

sincloは株式会社エフ・コードが提供するシナリオ型チャットボットで、Web接客ツールとして利用されています。

Web接客に特化していて、オートメッセージで話しかけたり、サイト訪問者のWeb上の行動を可視化したりなど、リード獲得のための機能が充実しています。

有人チャットを併用できます。定型文を事前登録したり、サイト訪問者が入力中のテキストをリアルタイムで確認したりすることもでき、よりスピーディーな接客が可能になります。

sinclohttps://chat.sinclo.jp/
無料トライアル:可能(14日間)
料金プラン: 10,000円~、30,000円(月額)~

5. 無料で試せるチャットボット「社内/社外向け」3社

社内向け、社外向けに特化しないで、どちらにも利用できるチャットボットの中から、無料トライアル期間が設けられているサービスを3つ紹介します。

Chat Plus

ChatPlus (チャットプラス)は、チャットプラス株式会社が提供する生成AI対応のチャットボットです。

簡単な操作でシナリオ設定ができ、さまざまな業界のテンプレートから自社の業界にあったものを選んで初期設定できるのが特徴です。

シナリオ型のみのシンプルなプランから、従来型(認識系)、生成AI型チャットボットが使えるプラン、カスタマイズのプランまで、6つのプランから自社で利用したいチャットボットの種類、機能を選択できます。生成AI型のChatGPT連携では、Q&A自動生成機能と自動回答作成機能のどちらもあります。

ChatPlushttps://chatplus.jp/
無料トライアル:可能(10日間)
料金プラン: 1,980円~170,000円(月額)

CAIWA Service Viii

CAIWA Service Viiiは、AI会話エンジン「CAIWA(カイワ)」を搭載したAIチャットボットです。株式会社日立システムズが提供しています。

自社開発のAI会話エンジン「CAIWA」により日本語への理解力が高く、複雑な日本語の質問にも対応が可能です。サイト訪問者と対話形式で情報を取得し、訪問者が知りたい情報が掲載されたサイトへと案内します。

シナリオ型、従来型(認識系)のチャットボットで、オプションでChatGPT連携によるQ&A⾃動⽣成機能が利用できます。

費用は、ナレッジベース容量とリクエスト数によって複数のプランが用意されています。

CAIWA Service Viii : https://www.hitachi-systems.com/ind/caiwa/products/viii/
無料トライアル:可能(期間は要問合せ)
料金プラン:要問合せ

Tebot (ティボット)

Tebot (ティボット)は、株式会社アノテテが提供するAIチャットボットサービスです。

シナリオ型、従来型(認識系)チャットボットの基本機能に加え、有人チャット機能、ChatGPT連携による「Q&A自動生成」機能も搭載されています。管理画面はシンプルで使いやすく、マニュアルを見なくても操作できます。

また、2024年5月よりオプションで自動回答「生成AI」機能が追加されました。この機能を使えば、Q&Aの原稿作成、登録といった初期設定をしなくても、すでにある社内ドキュメントをアップロードするだけですぐにTebotを導入できます。

チャットボットの設置サイト数、Q&A登録数に制限がなく、完全定額制なのも安心です。

Tebothttps://anotete.co.jp/tebot/
無料トライル:14日間
料金プラン:9,800円、45,000円~

6. 無料で試せるチャットボットまとめ

これまでご紹介してきた無料トライアルが可能なサービス9社を比較表にしました。

サービス名シナリオ型従来型AI生成AI回答トライアル日数料金掲載
社内
向け
Wistalk不明なし
ChatMeePro不明なし
Lightblue chat不明あり
社外
向け
SELFBOTbuit with ChatGPT不明あり
MEDIA TALK14日間あり
sinclo14日間あり
社内
外向け
Chat Plus10日間あり
CAIWA Searvice Viii不明なし
Tebot14日間あり

ここまで「チャットボットは無料で試せるか?」をテーマに各サービスや現状をご紹介してきました。
再度情報をまとめると、

▶完全無料で使えるチャットボットは…
あるにはあるが、利用できる機能に制限があり本格的に活用するには物足りない

▶無料トライアルできるチャットボットは…
無料トライアル期間を設けているサービスはたくさんあるが、具体的な期間やトライアル後の正規料金が明記されておらず、個別に問い合わせが必要なケースが多い。

となります。

7. 14日間の無料トライアルが可能なTebot(ティボット)

AIチャットボットTebotには14日間の無料トライアル期間があり、機能制限もありません。
シナリオ型チャットボット、AI型チャットボット(認識系AI、生成系AI)ともにご利用可能です。

お客様のニーズにあったチャットボットの使い方をご提案しますので、お気軽にお問い合わせください!

AIチャットボットサービス「Tebot
  • シナリオ機能とAI(人工知能)を兼ね備えた複合型チャットボット
  • Q&A自動生成機能あり(ChatGPTと連携)
  • 初期設定無償代行など、導入から運用開始後も手厚いサポート付
  • 業界最安水準の価格設定
  • 14日間の無料トライアルあり
  • 生成AI回答オプションあり(機能の無料お試しキャンペーン実施中!2024年7月31日まで
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